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乗務員教育記録簿の書き方・保存期間を解説
事業用トラック安全教育

様々な荷物を運ぶトラック運送ドライバー。
「お客様の荷物を安全に正確に届ける」という使命のもと働いているドライバーに対して、トラック運送事業者は、ドライバーにしっかりと指導・教育を実施する必要があります。
今回は、トラックドライバーに指導・教育を行う際に使用する「乗務員教育記録簿」の書き方や保存期間を解説します。
トラック運送事業者はもちろん、トラックドライバーもぜひ参考にしてください。
- 乗務員教育記録簿とは
- 法定12項目の乗務員教育記録簿
- 初任運転者教育における記録簿
- 高齢運転者教育における記録簿
- 事故惹起運転者教育における記録簿
- 簡単に年間教育計画表・ 乗務員教育記録簿を準備するには
- まとめ
乗務員教育記録簿とは
「乗務員教育記録簿」は、指導監督の指針に基づき実施した指導教育内容の記録簿です。
トラック運送事業者は、「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導および監督の指針」に基づき、運転者に対して輸送の安全に関する指導監督を行う必要があります。
その指導内容には、全ドライバーに対して行われる「年間乗務員教育実施計画」をはじめ、平成29年3月12日に改正された「初任運転者教育」や、高齢ドライバーに行う「高齢運転者教育」、事故を起こしてしまった事故惹起者に行う「事故惹起運転者教育」の4種があります。
法定12項目の乗務員教育記録簿

「乗務員教育記録簿」において実施される法定12項目は、トラックを運転する場合の心構えをはじめ、トラックの構造上の特性や安全運転、交通事項に対する対処方法や健康管理の重要性まで様々な内容があります。
ここでは、法定12項目を実施する必要のある対象者や内容・時間を詳しくご紹介します。
対象者
「乗務員教育記録簿」における法定12項目は、営業所で選任運転者となっている運転者全員に対して行います。
社員はもちろん、パートやアルバイト、派遣運転者も対象です。
法定12項目は、1年かけて実施します。
開始回数や開始月の決まりはないので、1年間で12項目が終了するようであれば、1か月に3項目を4回行っても、1か月に1項目を12回行っても問題はありません。
トラック運送事業者は、全運転者に対してまとまった期間を確保する
指導内容と時間
「乗務員教育記録簿」における法定12項目は、全社または営業所ごとに、指導監督の指針に基づいた指導教育内容が記載されている冊子などの資料を使用します。
特によく用いられているのが、国土交通省が公表している「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」です。
こちらはインターネットからのダウンロードが可能です。
そのほか、トラック協会が制作している冊子の使用や、損害保険会社などの外部機関が実施する講習に参加するなどの方法もあります。
乗務員への指導教育は大切なものですから、12項目を確実に実施するために、安全教育実施計画を作成した上で、計画に沿って実施するようにしましょう。
乗務員教育記録簿の保存方法と期間
「乗務員教育記録簿」は、必ず記録の詳細を作成し、使用した資料と一緒に保存する必要があります。
実施日に参加できなかった運転者は、必ず後日実施します。
その日時等の記録も必ず保存しましょう。
教育に関する記録の保存期間は3年と定められています。
乗務員教育記録簿の記入例
「乗務員教育記録簿」には、以下を記載します。
- 実施した年月日と時刻
- 実施場所
- 実施者
- 指導教育の内容
- 出席者氏名
各都道府県のトラック協会ホームページから指導教育記録簿のテンプレートがダウンロードできます。
年間乗務員教育実施計画
「年間乗務員教育実施計画」は、乗務員への指導教育を行う際に、その指導をどのように実施するかを定めた計画です。
1年間で12項目を終わらせる必要があるので、「乗務員教育記録簿」とセットで必要となります。
12項目それぞれについて、予定の月日と実施した月日が一目見てわかるような記載方法が好ましいです。
年間乗務員教育実施計画は、「乗務員教育記録簿」と一緒に記載すると見返しやすいため、「乗務員教育記録簿」のテンプレートを使用するのが良いでしょう。
初任運転者教育における記録簿

初任運転者に対する安全教育は、「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」における「特定の運転者に対する特別な指導の指針」にて「初任運転者に対する特別な指導」で定められています。
「初任運転者教育」は平成29年3月に改正され、以下の内容になりました。
- 一般的な指導および監督の内容12項目の実施
- 12項目の内容を座学し、トラックを使って日常点検やトラックの構造上の特性について学ぶことを合わせて15時間以上実施
- トラックを運転させ、安全な運転方法を学ばせることを20時間以上実施
トラックの安全教育12項目とは少々異なる部分もあるため、しっかりと内容を理解しましょう。
初任運転者教育の対象者
「初任運転者教育」は、運転者として新たに雇い入れた者や、新たに運転者として従事する者が対象です。
そのほか、過去3年以内にトラック運送会社での運転経験がない者も含みます。
トラック運送事業者において、初めて事業用自動車に乗務する前に実施する必要があります。
やむを得ない場合は乗務を開始した1か月以内にも実施可能ですが、乗務する前に行うのが好ましいです。
指導内容と時間
初任運転者教育は、「安全規則10条」「貨物自動車運送業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」を行います。
座学や実車を使用し、それぞれ決められた時間で実施します。
- 改正された指導・監督指針12項目の指導を15時間以上
- 実際に事業者トラックを運転し安全な運転方法の指導を20時間
- 合計35時間以上
教育に関する保存の期間は3年と定められています。
教育指導記録簿の保存方法と期間
指導教育記録簿は、必ず記録の詳細を作成し、指導・教育で使用した資料と一緒に保存します。
実施日に参加できなかった運転者は、必ず後日実施します。
その日時等の記録も必ず保存しましょう。
教育に関する記録の保存期間は3年と定められています。
作成にはエクセルやPDFを使用しますが、形式に特に決まりはないので、事業者が管理しやすい形式で問題ありません。
教育指導記録簿の記入例
「教育指導記録簿」には、以下を記載します。
- 実施した年月日と時刻
- 実施場所
- 実施者
- 指導教育の内容
- 出席者氏名
「教育指導記録簿」を記載する場合は、テンプレートを使用するのが良いでしょう。
各都道府県のトラック協会ホームページから指導教育記録簿のテンプレートがダウンロードできます。
高齢運転者教育における記録簿

高齢運転者教育は、65歳になった運転者に行われる教育です。
トラック運送業において、人手不足の影響や経験豊富である点など、高齢ドライバーは欠かせない人員となっているため、高齢ドライバーに対する教育は特に重要といえるでしょう。
ここでは、高齢ドライバーに行う教育についてご紹介します。
高齢運転者教育の対象者
65歳の誕生日を迎えたドライバーは、その日から1年以内に適齢診断を受診し、適齢診断の結果が判明した1か月以内に、特別な指導を実施する必要があります。
適齢診断は、3年以内ごとに1回受診し、必要であれば特別な指導を行い、その記録をしっかり保管しましょう。
適齢診断の結果が出てから1か月以内に「高齢運転者教育」を実施します。
指導内容と時間
「高齢運転者教育」は、加齢に伴う身体機能の変化を自覚することにより、運転者が事業者自動車を安全に運行するための知識や技能・行動の改善を目的に実施されます。
長年トラックドライバーを勤めているわけですから、運転を振り返る雰囲気づくりのために、指導ではなく自身で改善した方が良い点に気づけるような促しも必要です。
適齢運転者教育記録簿の保存方法と期間
「適齢運転者教育記録簿」の保存期間は3年と定められています。
作成には、多くの場合エクセルやPDFが使用されます。
ですが、形式に特に決まりはないので、事業者が管理しやすい形式で問題ありません。
適齢運転者教育記録簿の記入例
「適齢運転者教育記録簿」には、以下を記載します。
- 実施した年月日と時刻
- 実施場所
- 実施者
- 指導教育の内容
- 出席者氏名
「適齢運転者教育記録簿」を記載する場合は、テンプレートを使用するのが良いでしょう。
各都道府県のトラック協会ホームページから指導教育記録簿のテンプレートがダウンロードできます。
事故惹起運転者教育における記録簿

「事故惹起運転者」は、以下の人が該当します。
- 死者または重傷者を生じた交通事故を引き起こした運転者
- 軽症者を生じた事故を引き起こし、かつ当該事故前の3年間に交通事故を引き起こしたことがある運転者
- 死亡または重症事故を起こし、かつ当該事故前の1年間に事故を起こした者
「事故惹起運転者教育」になってしまった場合、「特定診断」を受診するか「事故惹起運転者教育」を実施する必要があります。
対象者
「事故惹起運転者教育」は、事故惹起者が、事故後再びトラックに乗務するまでに行う必要があります。
やむを得ない場合は乗務を開始した1か月以内にも実施可能ですが、乗務する前に行うのが好ましいです。
指導内容と時間
「事故惹起運転者教育」は、事業用自動車の運行の安全に関する法令を遵守すべき事項の再確認や、危険の予測および回避の指導など、事故の再発を防ぐための内容まで様々あります。
6項目に分かれており、実技を除く5項目の内容を合計6時間以上行うこと、実技に関しては可能な限り行うことが定められています。
教育記録簿の保存方法と期間
「事故惹起運転者教育における記録簿」は、作成後3年間保存する必要があります。
作成には、多くの場合エクセルやPDFが使用されます。
ですが、形式に特に決まりはないので、事業者が管理しやすい形式で問題ありません。
教育記録簿の記入例
「事故惹起運転者教育における記録簿」には、以下を記載します。
- 実施した年月日と時刻
- 実施場所
- 実施者
- 指導教育の内容
- 出席者氏名
- 特定診断受診日と種類
「事故惹起運転者教育における記録簿」を記載する場合は、テンプレートを使用するのが良いでしょう。
各都道府県のトラック協会ホームページから指導教育記録簿のテンプレートがダウンロードできます。
簡単に年間教育計画表・ 乗務員教育記録簿を準備するには
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【サンプル】年間教育計画表・ 乗務員教育記録簿
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まとめ
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指導・教育はもちろん、乗務員教育記録簿の作成には時間や手間がかかるので、e-ラーニングで効率的に受講・管理できる「グッドラーニング!」を使用し、受講者・管理者ともに負担の少ないトラックの安全教育を行いましょう。
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