Interview働き方改革の中での教育の改革。キーワードは「循環型経営」トップダウンからボトムアップの循環・PDCAを回し自走する組織
株式会社オール・ワン
代表取締役
山本 健雄様 より
お話を伺いました。
導入の決め手は「ドラレコ映像を教材として活用」できる点
グッドラーニング!導入以前、安全教育についてどのような課題がありましたか?
弊社は大阪を拠点とし、医薬品をメインに幅広い配送を行っています。特に食品については常温からチルド、冷凍に至るまでのすべてを手掛けており365日24時間フル稼働といった形で業務を行っております。全ドライバーが一度に集まることはできず、従来のような「集合型、対面型」の安全研修を行うことに限界を感じていました。
また、ドライバーの多忙に加え指導する側の管理者も時間が取れず、新しい安全教育の方法を模索していました。時間がないからと安全教育を行わないわけにはいきませんので。
グッドラーニング!を導入した理由を教えてください。
国交省の法定教育を網羅しているのはもちろんなのですが、一番の理由はドライブレコーダーの映像を教材として活用できる点です。
安全教育に使いたいドラレコ映像を簡単にeラーニング化して配信できる。仲間の運転映像、そのなかで起こってしまったヒヤリハット体験を共有できるというのは非常に大きなメリットです。一緒に働く仲間の映像ですから、一番心に刺さる。これ以上の安全教育はないと思い、グッドラーニング!の導入を決めました。管理者には「最低でも2ヶ月に一本、ドラレコ教材を作るように」と指示をし、査定対象としています(笑)
「循環型経営」を展開していくために
運輸業界で始まる働き方改革(2024年問題)の中でこれから安全教育はどのようになっていくとお考えでしょうか。
「eラーニングで空いた時間に学習できる」と聞くと、ともすれば「(指導者、ドライバー双方が)楽をすることになるのではないか」と思われるかもしれませんがそれは違います。eラーニングはあくまでもツールで、大事なのは使い方です。
その便利なツールを自分たちなりにどのように活用しどのように教育を進化させていくか。
教育も含め、ITなどを使って時代の変化に対応できるかどうかは経営者のセンスにかかっていると思います。トラック業界の働き方改革で労働に割ける時間は規制されますよね。それは皆一緒。だったら私は「工夫すれば良い」と考えるタチなので(笑)
今後グッドラーニング!を使ってどのように安全教育を展開していきたいとお考えでしょうか。
私の理念はトップダウンからボトムアップの循環、つまり「循環型経営」です。良いアイデアは現場で生まれる。私の仕事はその仕組みを作ること。グッドラーニング!は理解度チェックテストや進捗状況管理など、一方通行ではなく管理者とドライバーがコミュニケーションを図ることができる機能がたくさんあります。教育のPDCAサイクル、好循環を生み出し、そこから安全に対する意見を吸い上げる。そして全員で考える。そのような環境を作り、新しい時代を社員全員の力で乗り越えていきたいと思っています。
「ONE TEAM,ONE FAMILY,ONE DREAM.」
弊社「オール・ワン」という社名に込められた想いです。