Interview安全をドライバー任せにしない。ドライバーを事故から守るのは会社の使命。
関西低温株式会社
業務統括部長
木谷村 健様 より
お話を伺いました。
ドライバー安全教育の新しい方法を探したときにグッドラーニング!と出会いました
グッドラーニング!を導入した経緯をお教えください。
私たち関西低温は食品の輸送が多くを占め、関西から関東など長距離便も多く24時間365日お仕事をさせていただいています。ですのでやっぱりドライバー全員を集めて研修というのがまず難しかったんです。何とか3ヶ月に一度、土日の休み返上で集まってやっていましたが、労務管理もきちんと行っていかなければならないという時代の中、このやり方を続けていくことはできないと感じていました。
「安全教育」のためにドライバーに無理をさせては本末転倒ですよね。
ドライバーだけではありません。指導する側の管理者も研修の準備をしなければならないので時間や作業の負担は大変なものがありました。
そしてコロナが始まりました。
「三密回避」が呼びかけられ、これはもう従来の集合研修は無理だなと思いました。
グッドラーニング!をどのように知ったのでしょうか?
コロナ禍で学校教育や企業研修がオンラインに切り替わっていくなかで、もしかしたら我々のドライバー安全教育も何か新しい方法があるのではと思いインターネットで探していました。そしてグッドラーニング!を知り、まさに自分達が抱えている課題を解決できるサービスだと思い話を聞いてみようと思いました。
導入後の感想をお聞かせください。
やはりなんといっても事務所のPCや個人のスマホで学習できるのが最大のメリットです。時間と場所を選ばずに個人の空いた時間に受講できる。このコロナ禍の中、集合、対面しなくても良い。
私たちはドライバーの理解度を一番重視していて、今までも必ず研修のあとにテストを行っていたんです。グッドラーニング!の理解度チェックテストにより、個人の理解度を私たち管理者が把握できる。さらに受講漏れのチェックなどもオンタイムにできるのはデジタルの力だと思います。テストの点数だけでなく受講時間や受講回数まで把握できるので、今後はさらに後追いをし、深掘りしたフォローアップに繋げていきたいと思っています。
事故を起こさせないのではなく、事故から守るという考え方
関西低温様が考える「交通の安全」についてお聞かせください
私がドライバーにいつも言っているのは「免許証で仕事させてもらっている」「公道を使って生計を立てている」ということです。それはつまり「トラックは安全が最優先なんだ」ということです
全ての社員が安全について考えなければいけないし、会社はその仕組み、体制をしっかり整えなければならない。運送会社で働くということは、社会インフラを支える誇りを持つと同時に、安全に対する意識と責任を持つことだと考えています。
実をいうと事故はメンタル的な部分が非常に大きいです。例えば時間に追われているとか、逆に気を抜いた時とか。道路を走っているときよりお客様の構内やサービスエリア、駐車場などの軽微な事故が多いんです。これはもう運転技術がどうかというよりドライバーの「安全意識」ですよね。
今後どのように「安全」に取り組んでいきたいとお考えでしょうか
交通事故を起こして得をする人間なんて誰もいないです。関わった人すべてが不幸になる。だから会社として事故の撲滅に取り組んでいるのですが、これは簡単な話ではなく教育だけではないとは思うのですが、少なくとも会社が「安全」を大切にしているという姿勢は絶対です。
それはつまりドライバーさんを守ること。安全教育をはじめ、ドライバーのために安全に対してできることを会社がしていくのはまず大前提。私たちの業界は人手不足や高齢化、働き方改革など様々な課題が山積していますが、安全をないがしろにするわけにはいきません。また、安全をドライバー個人に任せるのではなく、その責任はあくまでも私たち会社にあるんだということは常に頭に置いていますね。ドライバーに事故を起こさせないのではなく事故から守るという考え方です。
自分たちにできること、やらなければならないこと―。
安全は当たり前、そのうえで皆様のお役に立てることを考えていく。
時代は今大きく変わってきています。ITの力を活用しながら新しい安全教育に挑戦し、より社会に貢献できるような会社になっていきたいと思います。